虫歯とは
虫歯とは口の中のバイ菌(ストレプトコッカス・ミュータンス細菌)が“食べかす”や“糖分”から歯垢(プラーク)を作って歯を溶かしていく病気です。
カリソルブ治療について
カリソルブは、スウェーデンで開発された歯科用の材料として安全性が確認されている次亜塩素酸ナトリウムとアミノ酸を使用した薬剤です。
神経まで達していない虫歯が治療対象で、健全な軟組織やエナメル質、象牙質には作用せず、虫歯にだけ作用して溶かすことができるので、健康な歯質をほとんど削ることなく虫歯を治療することが可能です。
タービンの使用は最小限に抑えられるため、ほとんどの治療を無麻酔、または麻酔の量を減らして行うことができます。
虫歯以外の健康な歯質はアミノ酸によって保護されるため、神経に触れずに歯を守ることができます。
カリソルブ治療の流れ
虫歯の穴にカリソルブを注入すると、薬剤が作用して30秒で虫歯組織が溶解、軟化します。カリソルブ専用の耳かきの様な器具で溶かした組織を取り除いたら、詰め物をして治療は終了です。
通常の虫歯治療では、すべての虫歯部分を削りきらずに金属や樹脂でふたをしてしまうことがあります。その場合、歯の奥に残った虫歯菌が再び増殖し、虫歯が再発してしまうことがあるのです。
しかし、カリソルブは虫歯にだけ作用し溶かすことができるので、虫歯部分を残すことなく除去することができ、再発するリスクを最小限に抑えます。